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ispace-U.S., Volta Space Technologiesと将来的な月面での越夜に向けた 開発協力に合意

2024年11月14日

ispace-U.S CEO ロナルド・ギャラン(左)とVolta Space Technologies CEOジャスティン・ジップキン氏(右)

株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は、当社米国法人であるispace technologies U.S., inc(以下ispace-U.S.)が、月での発電ソリューションを手がけるVolta Space Technologies(以下Volta)と、月ミッションでの越夜を可能とする技術開発を含む戦略的な提携を結ぶことについて、覚書に合意しましたのでお知らせいたします。本締結により、Voltaの光レーザー出力技術とispace-U.S.の月面への輸送・インフラ技術を活用し、共同で技術開発を進めます。

両社は、11月13日(水)よりラスベガスのネバダ大学で開催されているThe Lunar Surface Innovation Consortium (LSIC) 2024 Fall Meetingに合わせて、この合意を発表しました。

このたび締結した戦略的提携は、越夜技術の商業提供に向けた開発や、Voltaの ライトポート受信機のispace-U.S.の将来ミッションへの統合、Voltaによる ペイロードの月面輸送に関する交渉を目的とした初期の枠組みとなります。

● ispace-U.S. CEOロナルド・ギャラン コメント

「極限の月面環境を生き抜く技術を開発することは、人類が月面に永住するために極めて重要です。米国航空宇宙産業の成長を促進する技術開発を模索するため、Volta Space Technologiesとの戦略的提携を進展させることを楽しみにしています。」

● Volta Space Technologies CEO ジャスティン・ジップキンコメント

「ispace 社と提携し、月に画期的な電力ソリューションを提供できることをうれしく思います。この提携により、ミッションの寿命が延びるだけでなく、月での活動に画期的なエネルギーアクセスを提供できます。当社の電力ソリューションをispaceの月着陸船及び輸送技術と組み合わせることで、持続的な月開発のための強力な商業的ソリューションを提供することができます。」

● Volta Space Technologiesについて

Volta Space Technologiesは、宇宙および地上で行うミッション向けの光無線給電ソリューションを提供するリーダー的な企業。Voltaの革新的な技術は、電力インフラの構築において、電力供給に課題のある環境でも、重要かつ信頼性の高い電力を供給すること目的として設計されている。

● ispace technologies, U.S., inc (https://ispace-us.com/) について

コロラド州デンバー郊外に位置する、株式会社ispace のUS法人。地球から月への輸送サービスを政府及び民間顧客に提供する米国の月開発企業。月の資源活用に着目し、月、及び地球と月の間において人類の生活圏、経済圏を構築することを目指している。ispace U.S.は米国で設計・製造・打ち上げが行われるAPEX1.0ランダー開発の中心地であると同時に、北米における事業の拠点としての役割を担う。Team Draperの一員として、アメリカ航空宇宙局(NASA)の商業月面輸送サービス(Commercial Lunar Payload Services, CLPS)に採択され、NASAが後援する3つの科学ペイロードを月周回軌道及び月面へ輸送する予定。ispace U.S. CEOのRonald J. Garan Jr.は元NASA宇宙飛行士であり、宇宙産業における第一人者。彼を含むispace U.S.の経営陣には、米国の数々の宇宙プログラムにおいて活躍したプロフェッショナルが集結。

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