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朝日新聞社が民間月面探査プログラムHAKUTO-Rのメディアパートナーに参加

2019年2月22日

HAKUTO-R メディアパートナーに朝日新聞社

世界初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を運営する株式会社ispace(代表取締役:袴田武史)と株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:渡辺雅隆)は、2019年2月22日、朝日新聞社がHAKUTO-Rプログラムのメディアパートナーに参画することに合意致しましたので、お知らせします。

HAKUTO-Rは、月面開発を目指す日本のスタートアップ「ispace(アイスペース)」が運営する月面探査プログラムで、月着陸船(ランダー)と探査車(ローバー)を開発し、月周回軌道への投入および月面着陸・探査の二つのミッションを行います。月周回ミッションは2020年半ば、月面着陸・探査ミッションは2021年半ばにそれぞれアメリカのSpaceX社のファルコン9ロケットで打ち上げを行う予定です。

朝日新聞社は、2018年3月で終了した民間開発よる月面探査を競う国際レースGoogle Lunar Xprizeに参加したチームHAKUTO(株式会社ispaceが運営)のメディアパートナーであり、今回のHAKUTO-Rプログラム(「R」は「Reboot=再起動の意味」)においても、その取り組みが次世代の宇宙産業の一翼を担う惑星探査や資源開発の技術につながっていくと考え、メディアパートナーに引き続き参画することを決めました。

今後も、紙面やデジタル媒体、様々なイベントを通してHAKUTO-Rの動きをお伝えするほか、民間企業による宇宙開発の動き全体を幅広く応援していきます。

■チームHAKUTOの経緯とHAKUTO-Rプログラムについて■

HAKUTOは、月面開発を目指す日本のスタートアップ「ispace」の袴田武史代表が中心となり結成。世界初の民間による月面探査レース「Google Lunar Xprize」に挑戦したチームです。レースのミッションは、民間で開発した探査ロボットを月面に送り込み、500メートル走行させ、撮った動画や画像を地球に送ること。HAKUTOは、独自開発した探査車(ローバー)「SORATO(ソラト)」を載せたロケットをインドから打ち上げ、月面への着陸を目指していましたが、探査車を搭載予定だったインドチームの月着陸船の打ち上げが間に合わず、残念ながら2018年3月のレース期限までのミッション達成ができませんでした。

HAKUTO-Rは、HAKUTOを応援していただいた多くの皆様の想いを継承しつつ、初心に立ち返って、史上初の民間月面探査実現への挑戦を”R”eboot(再起動)するという想いが込められています。月の水資源を軸とした宇宙資源産業を創出して月を生活圏にするため、2018年2月までにシリーズAで調達した103.5億円の資金を活用し、独自にランダーを開発するチーム作りとSpaceXとの打ち上げロケット契約を実現しました。HAKUTO-Rでは2020年半ばの1回目のミッションでランダーを月周回軌道へ投入して軌道上からの月探査、そして2021年半ばの2回目のミッションではランダーで月面に軟着陸して月面探査ローバーによる月面探査を行います。

■参考サイトURL:

株式会社ispace https://ispace-inc.com/

■お問い合わせ先■

株式会社 朝日新聞社 総合プロデュース室

e-mail:hakuto-r@asahi.com

株式会社ispace 秋元

TEL:070-3822-0467  e-mail:pr@ispace-inc.com

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