2025年3月期 通期決算を発表 「民間月面ビジネスの幕開け!」世界で加速する月面開発と本格化する政府支援体制 2026年3月期は「プロジェクト収益」ベースで約倍増の成長を見込む

株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は高砂熱学工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:小島和人、以下「高砂熱学工業」)と、将来の月面環境における水採取技術(以下「サーマルマイニング技術」)の月面実証に向けた計画検討に関する覚書を締結したことを発表しましたので、お知らせします。 本覚書は、最終的には高砂熱学工業が研究開発を進めるサーマルマイニング技術を、ispaceが開発する月面探査車に搭載し、将来的な月面での水資源の採掘を技術的に実証することを目標とした共同技術開発に向けた検討を行うものです。 高砂熱学工業は2019年12月、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」にコーポレートパートナーとして参画いただき、熱利用技術と水電解技術においてispaceと協業し、世界初の月面環境における水素・酸素生成の実証実験の検討を行ってきました。そして、2025年1月15日に打ち上げを完了し、今後2025年6月6日に月面着陸を予定しているMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”(以下ミッション2)のRESILIENCEランダーには、同社が開発した月面用水電解装置が搭載され、現在月面に輸送中です。月面着陸後には水の電気分解を実施予定で、世界初の月面環境における水素ガスと酸素ガスの生成に挑戦します。 ispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めてまいりました。2025 年 1 月15日に日本法人が主導するミッション2の打ち上げを完了し、最短で2025年6月6日に月面着陸へ再挑戦の予定です。続く2026年には米国法人が主導するミッション3を実行していく計画で、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション4(旧ミッション6)を予定しています。世界中の政府、企業、教育機関からの高まる需要に応えるため、ispaceはミッション3およびそれ以降のミッションのペイロードサービス契約とデータサービスを提供してまいります。   「月に存在すると言われている“水”は貴重な資源です。ispaceが目指すシスルナ経済圏の構築において、高砂熱学工業の月面での水の採掘技術を実証することは、今後の宇宙資源活用に大きく貢献することとなります。まずは、ミッション2において水の電気分解成功を一緒に目指すとともに、次のステップとなる水資源採掘の実証に向けて、引き続き高砂熱学との協力体制を整えて行きたいと思います。」   「“環境クリエイター高砂熱学”は、ファーストペンギンとなって人類の未来を切り拓く挑戦に立ち向かっています。この度、ispace様と新たな挑戦に向けたパートナーシップを結ぶことができて大変嬉しい気持ちです。 当社は、地球と月が一体となった科学・産業活動の基盤構築を目指して“月面環境で水素と酸素を生成する月面用水電解装置“と”月に存在する水資源を採取する技術(サーマルマイニング)“の技術開発に取組んできました。『世界初となる月面での水素・酸素生成ミッション』に続き、月面での水資源採掘に向けた技術実証を目指します。」   空調設備の設計・施工を中心に、人に優しい快適空間の創出、高度に管理された生産工程環境の構築、AIを活用した設備の最適な運転や省エネのコンサルティングなど、建物ライフサイクル全般にわたってのトータルなサービスを、日本全域・中国・東南アジア・インド・メキシコで展開。グループパーパス「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」のもと、「環境クリエイターⓇ」として環境創造の事業領域を拡げ、脱炭素・サステナブル社会の実現に寄与する技術・サービスの創出に取り組んでいます。   「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2は2025年1月15日に打上げを完了し、最短2025年6月6日に、月面着陸へ再挑戦の予定です。ミッション3は2026年[i]、ミッション4(旧ミッション6)は2027年に[ii]打ち上げを行う予定。 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされている。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。 [i]   2025年5月時点の想定 [ii]  2025年5月時点の想定 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)が実施する、宇宙戦略基金 第一期の公募テーマの一つである、「月-地球間通信システム開発・実証(FS)」において、代表機関であるKDDI株式会社(以下KDDI)と、月面モバイル通信に関する調査の委託業務契約を締結しましたので、お知らせいたします。本締結により、ispaceは月面探査ミッションの、特にモバイル通信を必要とするミッションの時期、地域、ユースケース、通信機能・性能要求などについて 調査・整理を行います。 本テーマは、2024年11月にKDDIを代表機関として採択され、他連携機関と共に月‐地球間および月面での大容量通信の実現可能性について検討が行われてきました。このたび、ispaceは本検討の中でもベースとなる、ミッション要求調査および制約条件調査の一部をKDDIより受託し、地球と月をつなぐ大容量通信の実現に向けた取り組みに協力してまいります。 本案件においてispaceは、これまでに実施した月面探査ミッションおよび現在進行中のミッションで培った知見を活用し、月面におけるモバイル通信のミッション要求および技術的制約に関する調査を実施します。月面特有の通信環境や運用条件を踏まえ、将来の通信インフラ構築に向けた基礎データを提供することで、KDDIの技術検討を支援します。   「このたび、日本政府が推進する、月と地球間の通信システム開発に採択をされたKDDIより月面モバイル通信に関する調査を受託でき、光栄です。今後、本調査を経て実証や運用のフェーズに移行していくなど、大きな発展が期待される宇宙領域での通信の実現は、ispaceが目指すシスルナ経済圏の構築には欠かすことの出来ないビジネスであり、その未来につながる第一歩に貢献出来ることを嬉しく思います。」 ispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めてまいりました。2025 年 1 月15日に日本法人が主導するミッション2の打ち上げを完了し、最短で2025年6月6日に月面着陸へ再挑戦の予定です。続く2026年には米国法人が主導するミッション3を実行していく計画で、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション4(旧ミッション6)を予定しています。世界中の政府、企業、教育機関からの高まる需要に応えるため、ispaceはミッション3およびそれ以降のミッションのペイロードサービス契約とデータサービスを提供してまいります。   「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2は2025年1月15日に打上げを完了し、最短2025年6月6日に、月面着陸へ再挑戦の予定です。ミッション3は2026年[i]、ミッション4(旧ミッション6)は2027年に[ii]打ち上げを行う予定。 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされている。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。 [i]   2025年5月時点の想定 [ii]  2025年5月時点の想定

株式会社 ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下 ispace)(証券コード 9348)は、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下 JAXA)が実施する、宇宙戦略基金 第一期の公募テーマの一つである、「月面の水資源探査技術(センシング技術)の開発・実証」にて、国立大学法人東京科学大学が代表機関とし、ispace を含む連携機関からなるプロジェクトチームにより研究開発課題「テラヘルツ波リモートセンシング衛星による月地下浅部の資源探索」が採択されたことを発表しましたので、お知らせいたします。4 年間*¹程度の支援期間を有する本計画において、ispace は連携機関として最速 2027 年を目途に、中核的役割となる、衛星開発およびその打ち上げ輸送と運用を担う予定です。

*¹ ※当初委託事業期間は、契約締結決定日から、最初のステージゲート評価が終了する日の属する年度の末日まで

このたび、「月面の水資源探査技術(センシング技術)の開発・実証」に対して、代表機関を務める東京科学大学と共に東京大学、大阪公立大学、北海道大学、その他機関、および株式会社 ispace を中心とした研究チームは下記技術開発を推進します。

(1) 月面水資源探査の実施を見据え、月面の輝度温度分布を複数周波数において観測し、月面の水・氷含有量の推定分布に資するデータの取得が可能なテラヘルツ波センサシステム(10kg 程度以下)を搭載した衛星システム(100kg 程度以下)の開発を実施する。

(2) (1)で開発した衛星システムを月周回軌道に投入して観測を行い、LUPEX 等、他探査機の観測データ等と組み合わせて分析する手法を開発し、月面における水氷の有望箇所を推定するとともに、水氷以外の資源の有望箇所の将来的な推定に繋げる。

■ 株式会社 ispace 代表取締役 CEO & Founder 袴田武史のコメント

「本件は ispace にとって、初の宇宙戦略基金への本格的な取り組みであり、日本政府が推進する画期的な月の資源探査プログラムに貢献できることを大変うれしく思います。月周回への輸送のみならず、これまで月着陸船開発で培った宇宙機開発および宇宙機運用の実績をもとに、ispace が連携機関として中核的な役割と責任を持つこととなった、探査衛星の開発管理および探査衛星の運用については、当社のエンジニアリング力を高く評価いただけた証左だと思います。人類の生活圏を宇宙に広げるべく、月面開発の事業化を通じてシスルナ(地球と月の間)空間での経済圏構築をビジョンに掲げる当社にとって、月の水資源探査に貢献することは、ビジョン実現に向けても大きな意義があると考えます。このような協業と開発促進の機会をいただける宇宙戦略基金プログラムに、今後も積極的に関わりを増やし、シスルナ経済圏の確立を目指していく所存です。」

株式会社 ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について

「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの 3 拠点で活動し、現在約 300 名のスタッフが在籍。2010 年に設立し、Google Lunar XPRIZE レースの最終選考に残った 5 チームのうちの 1 チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022 年 12 月 11 日には SpaceX の Falcon 9 を使用し、同社初となるミッション 1 のランダーの打ち上げを完了。続くミッション 2 は 2025 年 1 月

15 日に打上げを完了し、最短 2025 年 6 月 6 日に、月面着陸へ再挑戦の予定です。ミッション 3

は 2026 年i、ミッション 4(旧ミッション 6)は 2027 年にii打ち上げを行う予定。

ミッション 1 の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面デー

タサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション 1 マイルストーンの

10 段階の内 Success8 まで成功を収めることができ、Success9 中においても、着陸シーケンス

中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得す

ることに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション 2 へフィード

バックされている。更にミッション 3 では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によって

NASA が行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。