ispace EUROPE、イタリア政府宇宙機関とのペイロードサービス契約を締結 レーザー反射鏡「LaRA2 – Laser Reflector Array」をミッション3で月へ輸送

株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は、本日、株式会社ジンズ(東京本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中亮、以下JINS)が「HAKUTO-R」プログラムのコーポレートパートナーとして新たに参画することを発表いたしました。 HAKUTO-Rは、ispaceが推進する民間月面探査プログラムです。2023年に民間企業として初めて月面着陸に挑戦したミッション1に続き、最速2025年1月には、ミッション2の打ち上げを予定しており、月面着陸に加え月面探査も行います。これらのミッションによる月面開発の事業化を通じて、ispaceはビジョンに掲げる通り、人類の生活圏を宇宙に広げ、地球と月の間の空間(シスルナ)に経済圏を構築することを目指しています。 JINSは、「まだ見ぬ、ひかりを」を掲げ、まだ誰も知らない可能性にひかりを当て、人々の生き方そのものを豊かに広げることを目指す企業です。HAKUTO-Rとのパートナーシップを通じて、両社それぞれの「まだ見ぬ世界への挑戦」を具現化し、今後の宇宙産業にとっても新たな視野を広げる一歩となるよう取り組みを進めてまいります。 ispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めています。最速2025年1月に日本法人が主導するミッション2、続いて2026年には米国法人が主導するミッション3を順次実行していく計画です。また、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション6を予定しています。   「JINSがHAKUTO-Rプログラムの一員となることを心より歓迎いたします。JINSの持つ革新的な精神は、我々のビジョンと強く共鳴し、月面探査という挑戦を通じて新しい未来を創造することを楽しみにしています。また、今回のパートナーシップが、地球と月をつなぎ、新しい価値と持続可能な豊かな未来を人々に届けることができると確信しています。」   「私たち JINS は、おもにアイウエアを通して『まだ見ぬひかり』を世界中の人に届けていきたいと考えています。新しい見え方や可能性、これまでにない体験へと導き、人生が豊かに拡がるきっかけをつくっていきたい。『まだ見ぬひかり』で、一人ひとりの未来を照らしていきたい。私たちのそのチャレンジは、試行錯誤を繰り返しながら、これまでも、これからも、決して変わりません。 今回、日本の民間企業初の月面探査という、前例のないチャレンジのパートナーになることができてとてもワクワクしています。どんな世界が見られるのか、どんな景色が見られるのか、そこには、まさに『まだ見ぬひかり』に照らし出される感動が待っているはずです。ispace の皆さんの、ひたすらに、ひたむきに、一歩一歩、目標へと進み続ける姿勢にもとても共感しています。私たち JINS は、ispace の皆さんと、HAKUTO-Rパートナーとして『まだ見ぬひかり』をひとつずつ世界にもたらしていきたいと思います。」   「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2の打ち上げは最速2025年1月[i]に、ミッション3は2026年[ii]、ミッション6は2027年に[iii]打ち上げを行う予定。 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされる予定。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。   HAKUTO-Rは、ispaceが行うミッション1およびミッション2を総称する、民間月面探査プログラム。独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発して、月面着陸と月面探査の2回のミッションを行う。SpaceXのFalcon 9を使用し、2022年にミッション1(月面着陸ミッション)のランダーの打ち上げを完了。最速2025年1月ivにミッション2(月面探査ミッション)の打ち上げを行う予定。 HAKUTO-Rはオフィシャルパートナーとして株式会社三井住友銀行、コーポレートパートナーとして、日本航空株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、日本特殊陶業株式会社、シチズン時計株式会社、スズキ株式会社、高砂熱学工業株式会社、SMBC日興証券株式会社、          Sky株式会社、Epiroc AB、株式会社ジンズ、栗田工業株式会社が参加している。 [i]   2024年11月時点の想定 [ii]   2024年11月時点の想定 [iii]  2024年11月時点の想定 iv  2024年11月時点の想定