2017年12月、HAKUTOの月面探査ローバーはTeamIndusの月着陸船「TeamIndus HHK」に載り、インド宇宙研究機関(ISRO)のロケット「PSLV」によって宇宙空間へと飛び立つ。その後、月への軌道へ投入。約38万km離れた月へ約1ヶ月間かけて航行し、月の「雨の海」に軟着陸。そして、ローバーが月面へと降り立つ。
昼の表面温度100℃以上、夜は-150℃以下という厳しい温度環境の中、
クレーターや岩石を避けながら月面を500m以上走行する。
ローバーの眼前に広がる360度の景色を、搭載しているHDカメラで撮影し、
高解像度の動画と静止画パッケージ「Mooncast」を地球に送る。
Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される月面探査の国際賞金レース。
民間組織による月面ロボット探査を競い、優勝チームには2000万ドルの賞金が付与される。
2017年1月、レースの最終フェーズに進む5チームが発表された。
Google Lunar XPRIZEによる「モビリティサブシステム中間賞」を2015年1月に受賞。HAKUTOのローバーが宇宙空間でも機能する性能を持つことを証明し、賞金50万ドルを獲得しました。